<クロアチア>
ここ数年の間にTVの旅番組でもクロアチアの都市が時々報道されています。
スプリットやドゥブロブニクは記憶に新しいものですね。それにジブリ映画「紅の豚」の舞台も
アドリア海やその周辺の都市ではないかといわれています。しかし「魔女の宅急便」はドゥブロブニクでは
ないようです。この国には世界遺産が7箇所登録されており、今回はそのうち5箇所
(スプリット、ドゥブロブニク、プリトヴィッツェ、トロギール、シベニクの聖ヤコブ大聖堂)を巡る予定です。
例年は、もっと低い気温の国らしいのですが、今年は異常気象でめちゃくちゃ暑かったです。
おまけにカメラのデータを保存するディスクは忘れてくるし・・ということでモチベーションの下がる
旅になってしまいました。
|
|
<オパティア>
クロアチアの通貨はクーナとリーパです。今年8月の為替相場は1クーナ約150円、
そして1クーナは100リーパです。日本の銀行ではどこも取り扱いしていない通貨なので、
クロアチアに入国してから両替することになります。観光地やホテルでは両替所やクレジットカードでの両替機があるので
お金で不自由することはありませんでした。
写真は宿泊したホテル「オパティア」のきれいな庭です。今日はこれから「クルカ国立公園」に出かけます。
|
<ホテルの前で>
ホテル「オパティア」の部屋は海に面していない部屋だったので眺めはイマイチでしたが、
空調がついていました。海に面した部屋になった方は空調がなかったそうです。(^^;
|
<クルカ国立公園>
クルカ国立公園は、クルカ川自体が国立公園になっています。
クルカ川はカルスト渓谷の川で、海に出るまでにいくつもの湖や滝を形作っています。
|
<スクラディンスキ・ブク>
遊歩道を歩いて巡ると、たくさんの滝に出会います。
これらはスクラディンスキ・ブクと呼ばれています。ブクというのは日本で言う「轟き」のことだそうで、
「轟の滝」とでも訳すのでしょうか。
|
<滝めぐり>
ボクは滝は好きですが、水しぶきを感じない程の遠くから眺めるのは少し寂しい気がします。
それと、この季節は観光客が多いのでなかなか1枚の写真を撮るのも難しいです。
|
<硬 水>
多分、カルシウムをたくさん含んだ硬水でしょうね。
深いブルーとコバルトブルーの水の色を見ればわかります。
今は適度な水量ですが、雪解けのころはもっと多いでしょうね。
|
<猛 暑>
滝の写真を見ていると、涼しくて爽やかなところのように思えるでしょうが、実はとんでもなく暑かったです。
日陰はそうでもないのですが、日向はジリジリと焼きつけてきます。
|
<滝 滝>
とにかく三脚も立てることができず、ひたすら歩き回って滝めぐりです。
何の工夫もない面白味のない写真で申し訳ありません。(^^;でも、雰囲気は伝わるでしょうか。
|
<水車小屋>
一番上のこの写真の部分には水車を使った粉引きなど、昔の暮らしを展示した無料の展示場とレストランがあります。
ここが折り返し点。川の反対側から大滝までじょじょに下っていきます。
|
<マス>
水の中にはたくさんのマスが泳いでいました。
観光に来ている人の数もすごく多かったですが、泳いでいるマスの数も多かったです。
|
<禁 止>
この公園ではキャンプ、焚き火、釣りなど禁止されていることが文字ではなく
誰もがわかるように絵で示されています。遊泳の絵には×が付いていませんでした。
|
<休憩所>
散策の途中に大きな広場があり、トイレや売店があり、たくさんの人が木陰で休息しています。
ここを訪れる方の多くは大滝の前で水浴びするため、露出度の高い格好をしています。
まぁ、くだけた言い方をすれば、水着姿ということですが(笑)
強烈な暑さのせいで、喉がカラカラになっている僕たちはコーラで一服♪あ、ここでクルカの記念品を購入しました〜
|
|
<記念品>
訪れた都市の記念品、これまではキーホルダーとか灰皿とか小さな焼き物、絵画などさまざまでしたが、
今年はマグネットにすることにしました。たいていの観光地では、特色のあるマグネットが売られています。
|
<マグネット>
これまでの旅行でもマグネットを購入した都市がありましたが、今回は訪れる都市ごとに
意識して購入することにしたのでした。写真は、散策の途中で見つけたヘビ。(^^;
|
<大 滝>
目的の大滝が見えてきました。これは想像していたよりもずっと立派な滝です。
人が歩いている様子が見えるでしょうか?その大きさと比べると滝の大きさがわかると思います。
|
<大 滝>
水着姿の理由がわかりました。ここで泳いでいるんですね〜
この猛暑の中、とても気持ち良さそうです〜。三脚は立てられなかったけど
大滝の雰囲気が伝わる写真ではないでしょうか?こういう滝いいですね〜、素晴らしいです。
|
<クルーズ>
さて、次に訪れるシベニクに向かうため、クルカ川の船着場でクルーズ船に乗り込みました。
写真の船が僕たちの乗った船です。せっかくのクルーズだけど、あまりの暑さにボクは風景を見ずに、
日陰でコーラを飲みながらぐったりしていました(笑)
|
<シベニク>
シベニクはクルカ川の河口に開けた港町です。要塞のある小さな漁村だったのですが、
クロアチア王クレシミル4世によってシベニクと名づけられて以降、アドリア海の貿易港として
発展しました。
|
<港 町>
港はこんな感じ。今回訪れた都市と比べて観光客は少なく、のんびりしているように感じられました。
この小さな町を有名にしているのは、世界遺産に登録されている聖ヤコブ大聖堂です。
|
<クレシミル4世>
写真の像が先ほど紹介したクレシムル4世です。シベニクについての最初の歴史上の記述は
1066年のクレシミル4世の時だそうです。今日の現地ガイドさんは、メリさんという女性でした。
|
<シベニク>
ダルマチア地方、アドリア海沿岸のほぼ中央に位置し、周囲を丘に囲まれた河口にあるシベニク。
11世紀中世クロアチア王国のクレシミル4世の時代の後、ハンガリーの支配を経て、
15世紀初頭から約400年間ヴェネツィアの支配下に入り順調に発展していきます。
しかし1649年、ペストの大流行により、町の人口は4分の1にまで激減してしまったそうです。
|
|
<町の中>
路地に入ってみると、石造りの古い建物や階段にくつろぐ市民がチラホラ。
カードの残量を計算しながら節約しての撮影です(笑)
豪華で美しい建物もいいけど、こういう古びた壁もいいですね。
|
<路地裏>
シベニクの路地裏、人通りがありません。この暑さで皆さん家にこもっているのでしょうか?
さて歴史の続きですが、1797年のヴェネツィア共和国の滅亡によって、
シベニクはハプスブルク帝国の支配下におかれました。
|
<マリア像>
路地を歩いているとその一角ある小さな洞窟の中にマリア像を発見。
自然にできた洞窟の中に市民が設置したのだとガイドのメリさんが説明してくれました。
|
<聖イヴァン教会>
ヴァナ・ハヴラ広場にあるゴシック・ルネッサンスの教会です。
15世紀に建てられたもので、鐘楼の西側にはシベニクで最初の大きな機会時計が設置されています。
中に入る時間はありませんでした。
日差しが強いため、明暗がくっきりしてしまいボツ写真ですね。
|
<聖ヤコブ大聖堂>
これが世界遺産に登録されている聖ヤコブ大聖堂です。
聖堂は1432年から100年以上にわたり、いろいろな建築家が携わっていたそうです。当初はゴシック様式で
建てられていたようです。
|
<ライオンの扉>
聖堂の北側、広場に面した扉には一対のライオン像が彫られているためか、ライオンのドアと呼ばれています。
写真は、そのドア上部の彫刻です。
|
<ルネッサンス様式>
1441年からユライ・ダルマティナッツが設計を引き継ぎました。
ここでゴシックのプランが大きく変更され見事なルネッサンス様式の聖堂となったのです。
|
<ミカエル>
聖堂を見上げると、見覚えのある像が・・・。そうそう、昨年モンサンミッシェルの修道院で見ましたよね。
大天使ミカエルです。
中も見学する予定だったのですが、日曜日の礼拝があり見ることができませんでした〜
|
<顔>
ダルマティナッツは、教会の外壁などに様々な表情をした71人の人物の顔を彫り込んでいます。
彼らの素性ははっきりとはわかっていないのですが、当時の市民の姿ではないかと言われています。
|
<1555年完成>
1475年から造営作業はトスカーナの巨匠、ニッコロ・ディ・ジョヴァンニ・フィオレンティーノ
が引き継ぎました。彼はルネサンス様式で建築を継続し、丸天井、聖ミカエル、聖ヤコブの像など
外部の彫刻、さらに屋根とファサードの上部を完成させました。
|
<?教 会>
教会堂に入れないストレスが〜。たくさんの教会があるのに、日曜日のため入れません。
これは通りすがりに見つけた教会で、入り口にはSVETISTAと書かれていましたが何という教会かは分かりません。
この後、シベニクの記念マグネットを購入♪バスで今夜の宿泊地トロギールに向かいます。
|
<トロギール>
西日の方向にトロギールの旧市街が見えてきました。残念ながら陰になってしまって、都市の美しさを
見ることができません。でもシルエットもいいものです。
この町は起源をギリシャ時代にまでさかのぼる古都で、1997年に世界遺産に登録されました。
|
<港>
昨日の宿泊地オパティアも港町、そして今夜も港町。でもホテルは港から少し離れた場所にあります。
夕食を取るために旧市街の港に入ってきました。こんな感じです。
|
<レストラン>
レストランへ♪ビーフカセロールという肉料理をいただきました。
本日の観光は写真を見て分かるように納得できる見学ができず、かなりストレスが溜まるものでした。
明日に期待しよう(^^;
|
⇒
(3)に続く
|
|