<フランスへの旅>
2010年8月25日、関空からエールフランスの直行便でフランスへ、暑〜い日本を脱出♪
10日間、南仏コートダジュールからノルマンディーまで旅してきました。
訪問計画は、まずニース、モナコ、エズ、アルル、アビニヨン、エクサンプロバンス、ボンデュガール、
ブールジュ、シャンボール城など、モンサンミッシェル、オンフルール、ジベルニー、最後にパリ。
もちろん今回の一番のお目当てはモンサンミッシェルです。期待通りに素晴らしい光景を見ることができました。
今年は楽をしたかったので添乗員さん同行の旅です♪スーツケースの持ち運びがないというだけで得した気分(笑)
ツアーの仲間は24名、現役を過ぎたご夫婦や休暇中の大学生、大学生とその親、添乗員さんは、ベテランの女性でした。
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<フランスへ>
関空11:50発〜パリ・シャルルドゴール空港着16:00(現地時間)--発18:00〜コートダジュール着20:00。
ヨーロッパまではやっぱり長いですね〜。でも、よく考えてみれば、わずか半日でヨーロッパに来ることができるのは
凄いことですよね。覚悟はしていたものの、ずーっと座り続けて、お尻が痛い〜。(^^;
コートダジュール空港から最初の目的地ニースのホテルに到着したのが22:00。翌日からの行動に備えてお休みなさい。
写真は、パリのシャルルドゴール空港。
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<朝のホテル>
ニースのホテルは「アポジア」。旧市街からは少し離れていますが、清潔でフロントの対応もよかったです。
昨年の安〜いロンドンのホテルと違って、朝食にはちゃんとハムやヨーグルト、フルーツがあって嬉しかった〜(笑)
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<朝の散歩>
朝、出発までに時間があったのでホテル周辺をブラブラ歩いてみました。写真のようなアパートが多いです。
朝の挨拶は、ボンジュール♪昼と同じですね。
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<町並み>
教会の見える街の風景はやっぱりヨーロッパですね。基本的に駐車場がほとんどないこの国では道路の両脇に駐車する
ことになっているそうです。だから、車を購入する際にも車庫証明などは不要とのこと。広い道も狭くなって通りにくそうです
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<ビーチへ>
ニースと言えば青い海、青い空、明るい太陽〜・・でも、写真のように今日はやや曇り空です。夏も下り坂のためか
朝が早いためかビーチに出てきている人影も少ない。
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<城 跡>
海岸から正面に見える小高い山が城跡です。ニース市街を一望するのに絶好の場所なのですが、
今回は時間がないので下から眺めるだけです。反対ですね。
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<ニース>
ニースは古代から小アジアのニカイア人の交易地として発展しました。
このニカイア人がニースという地名の語源となったようです。
ニースはトリノ条約によりフランスに併合された1860年までイタリアのサルディニア王国下の町として繁栄しました。
世界的なリゾート地としてその名が知られています。
高級ホテルやレストラン、カジノが軒を連ねる華やかな海岸通りは「イギリス人の散歩道」を意味する
「プロムナード・デ・ザングレ」と呼ばれています。
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<ビーチ>
ニースのビーチには個人の敷地や高級ホテルのプライベートビーチ、レストランやバーなどがある有料ビーチ
がありますが、砂浜ではなく玉砂利なので、あまり良いビーチには思えません。
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<イギリス人の散歩道>
プロムナード・デ・ザングレと呼ばれるこの道は、約3.5キロにわたって続く幅広い遊歩道になっています。
ニースを代表する高級ホテルが集まっているのもこの通りで、そのまま西に進むとニース・コート・ダジュール空港があります。
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<サレヤ広場>
ここは、だいたいガイドブックに紹介されている旧市街の観光名所ですが、大規模な朝市が行われる事で有名です。
花市から野菜、果物、海産物、香辛料、そして骨董品など、さまざまなものが売られている露天市場です。
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<パレスドジャスティス>
旧市街サレヤ広場の近く、裁判所のある広場です。
写真は、裁判所の正面の光景。石畳とオープンカフェに教会の塔はやっぱりヨーロッパですね〜
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<旧市街>
ニース旧市街は、第二次世界大戦の戦火を奇跡的に逃れた一角のことです。裁判所の広場からぶらりと路地に入ってみました。
ニースの下町という感じでしょうか。教会の塔が見える石畳の素敵な路地ですね、こういうストリート、僕は大好きです。
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<花 市>
ぐるっと一回りしてサレヤ広場に戻ってきました。ここのマルシェ(市)で店を出しているおじさん、おばさんはとても気さくで、
フランスに来ている気持ちがしないです。(笑)写真は花市、日本の花屋さんと違いがあるでしょうか?
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<広場の周辺>
サレヤ広場の周辺は、カフェやお土産屋さんです。夜になると市場は姿を消し、オープンカフェ一色になるのですが、
これはまた後で紹介することにします。
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<シャガール美術館>
旧市街から少し離れたところにシャガール美術館があります。
マルク・シャガール自身が設計したと言う美術館は、晩年の彼が愛していたニースの街の高台に立っています。
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<青のステンドグラス>
館内に附属の音楽堂がります。その舞台に向かって左手の壁一面を大きく彩るシャガール・ブルーのステンドグラス。
写真の2枚を含めて4枚のステンドグラスには天地創造の7日間を表わした絵が描かれています。
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<アブラハム>
これは旧約聖書より、アブラハムが一人息子のイサクを神に捧げようとしています。そこに天使が現れ彼の信仰心を確信します。
絵の右手上には十字架を背おうイエスなど、ユダヤ人の未来の不幸な運命が描かれています。
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<シャガール美術館>
シャガール美術館はニースのシミエ地区という丘の上にあり、画家が存命中に建てられた、フランスで初めての国立美術館。
建設にはシャガールの意向が強く反映されているということです。
美術館には旧約聖書を主題にした17(そのうち5つが『ソロモンの雅歌』を主題にしたもの)の作品とそれ以外の絵、
ステンドグラスなどが展示されています。とても全部を紹介することはできませんが、特徴的ないくつかを取り上げます。
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<ステンドグラス>
音楽堂のステンドグラスや、旧約聖書をテーマにした12の絵画の展示されている部屋と次の部屋のつなぎにあるステンドグラス
はここでしか見ることができません。
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<楽園追放>
旧約聖書を描く絵画の最後に見たのはアダムとイブの〔楽園追放〕。
中央の白い天使は神の怒りを表わしています。
命と希望の象徴である赤い雄鶏に導かれて楽園を追放される二人はとても楽しそうです。
シャガールは人類の幸福な未来を描いたように思えます。
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<旧約聖書の部屋>
旧約聖書を主題にした絵が中心となっている部屋の一部です。
さしずめシャガールの聖書物語といったところでしょう、ユダヤ人の過酷な歴史を描きながらも
暗さが感じられないのは、シャガールの色彩と画風のせいでしょうか。
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<モナコへ>
シャガール美術館を出て、ニースからバスで約1時間程度かな、モナコ公国にやってきました。
これは大公宮殿に続く坂道途上にある大公家の長女の家・・・だったかな〜?
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<大公宮殿へ>
コートダジュールにあるモナコは町中を走るF1レース、カジノで有名な高級リゾート・モンテカルロで知られる小さな独立国、
大公宮殿へ行くには、坂道をかなり登ります。
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<大聖堂>
1875年に建設された大聖堂です。モナコの国教はカトリックで、レニエ大公とグレース・ケリーが結婚式を挙げたのもここです。
今は亡きグレースケリーのお墓もこのカテドラルの中にあるとのこと。
青い空とまぶしい太陽、日本ほどではないけど日差しが強くて暑かったです〜
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<大公宮殿>
13世紀にジェノバ人によって造られた砦だったところに中世の貴族が城を建て、
18世紀にイタリア・ルネッサンス様式の豪華な宮殿として完成、今も王宮として使われているとのことです。
宮殿の国旗ポールにモナコ国旗が上っていれば、モナコ大公が執務中ということを意味します。
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<カモメと像>
これは誰の像でしょうか?カモメが頭に乗っかったので撮ってみました。
この像はパレ広場(宮殿前広場)の端にあって、この像の右側からモナコを一望することができます。
パレ広場にはお土産屋さんがありますが、モナコは物価が高いので何も買いません(笑)
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<山手の町並>
大公宮殿の丘にはこういう町が続いています。このあたりからもモナコ市街を見下ろすことができるのです。
歩いていると建物に出入りする人がチラホラ、ここに住んでいる人は、毎日モナコの夜景を見て過ごしているんですね。いいなぁ
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<モナコ市街>
大公宮殿の丘から見たモナコの町です。港のすぐ傍まで山が迫っていて、どことなく日本の神戸に似ているように思えます。
小さな国なので土地を有効に活用し、隙間なく家が建っています。
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<遠 望>
モナコは独立国ですが、わずか1.95kuととても小さな国です。1860年代にカジノや高級ホテルが出来上がると、世界の王侯貴族
やセレブに注目される高級リゾート地となりました。大公宮殿を遠望。
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<フラゴナール>
モナコを後にしてエズ村に向かいます。その前に、近くにある香水工場フラゴナールの見学です。
残念ながら中は撮影禁止なので、外観だけパチリ。ここでいくつかお土産を購入しました。
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<エズ村>
香水工場の駐車場から見上げると、そこはエズ村。エズは地中海を見下ろす海抜427メートルの岩山の上にあり、
まるで鳥(鷲)の巣であることから「鷲の巣村(eagle's nest)」と言われています。
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<エズ村>
しばらく香水工場で買い物をした後、エズ村にやってきました。
中世の面影を残し、石壁の小さくかわいらしい村で、物語に登場する国のような場所です。
村全体がきれいに保存されています。観光客も多いです。
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<小 路>
山の頂上には、中世の要塞の遺跡があり、そこまでは日当たりのよい小路が曲がりくねりながら続いています。
歴史を感じさせる多くの建物は、工芸作家や画家のアトリエ、一流シェフが腕をふるうレストランとしても使用されています。
まるで迷路のように入り組んだ小路は、ぼーっとしていると迷子になってしまいますね。
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<地中海>
山の頂上にある遺跡から南側は地中海がこんな感じで見渡せます。この日は霞がかかっていました。
ここに上がってくるには別に3ユーロだったかな、別途料金を徴収されます。日本人並みに商魂がたくましいですね(笑)
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<東 側>
東側の眺望です。眼下に見える建物は先ほど訪問した香水工場、山の斜面にもたくさんの建物が並んでいます。
大きく見えている塔はエズ教会のものです。
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<ホテル>
フランス国旗が立つ建物は眺めのいいレストランもあるシャトーホテル「シャトー・エザ」です。
手前に小さく見える像は、エズの庭園のあちこちに立っているオブジェ。誰が作ったものかは不明です。
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<レストラン>
小さな小道の周辺に貼り付くようにレストランや様々な店が並んでいます。
観光客相手の店ばかりで普通の民家を探すのが難しいです。
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<城壁の村>
この村は、もともとはイスラム教徒のヨーロッパ侵攻の脅威から、
人々が自然の城壁に守られた難攻不落の地に逃れ住んだためにできた集落だということです。
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<店の様子>
写真で紹介しているように様々な店が並んでいます。この鳥の置物が並んでいる光景が面白かったのでパチリ♪
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<教 会>
ノートルダム・ド・ラソンプシオン(聖母被昇天教会)はバロック様式の教会で、1764年から1778年にかけて建設されました。
中は村の様子とは打って変わって豪華な装飾です。
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<教 会>
教会の内装をもう一枚。
あ、そうそう、村の散歩コースにChemin de Nietchze(ニーチェの道)と言うのがあります。
これは、電車のエズ駅と山のてっぺんにあるエズ村をつなぐ道で、哲学者のニーチェが毎日歩いていたそうです。
『ツァラストラはかく語りき』の構想はこのときに出来上がったとも言われています。
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<祭壇画>
聖人(聖セバスティアン、聖アントワーヌ、聖グラ)や聖処女、煉獄にある魂、アッシジの聖フランチェスコの祭壇画
を見ることができます。
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<さらばエズ>
エズ村で購入したものは、白い半そでのシャツ。デザインと生地の感じがとてもよかったので2枚購入しました。
1枚40ユーロ程度。翌日の僕たちの服装になりました(笑)
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<ニースへ>
再びニースに戻り、今日はこれから夕食です。残念ながらレストランと夕食の写真を撮り損ねましたが、
にぎやかな夕方の町の様子をパチリ♪
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<1日目>
ニースの海岸、旧市街、モナコの大公宮殿、エズ村と香水工場と、早朝から夕刻までぶっ続けの観光。
初日から激しいスケジュールでした。フランスの初日の感想?う〜ん、日本ほどではないけど南仏は暑い。食事は?
昼食はニースのレストランでニース風サラダを食べたことは覚えているのですが、あとは何を食べたのかも思い出せません(笑)
夕食は魚料理でした。味付けは少々薄め、でも美味しかったです。
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<夕暮れのニース港>
さて、皆がホテルでくつろいでいる間に僕たちは夜のニースめぐりに出かけます。
昼の町と夜の町は全く様子が違います。夜の姿を見て初めてその町を見たことになるのです。
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<ニースの海岸線>
早朝訪れた海岸線が明るく輝いています。城跡から町全体を見下ろすべく、その上り口までやってきたのですが、
残念ながら夜は閉門されていて登ることはできませんでした。
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<サレヤ広場>
朝市が行われていたサレヤ広場は、なんとその全てがオープンカフェに変わっていました。
しかも、ほとんど全席が人で埋め尽くされてとてもにぎやかです。
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<裁判所前広場>
裁判所も明るくライトアップされています。夜も10時30分を過ぎているというのに、たくさんの人が行き来しています。
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<裁判所前広場>
今朝撮った写真の場所です。教会の塔もライトアップされていますが、写真には町が暗いですね。
昼もいいけど、夜の街も素敵です。
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<ホテルへ>
歩き疲れてきました〜。夜遊びはほどほどにしてホテルに帰ります。帰り道から見たプロムナード・デ・ザングレ上空が赤く光っていました。
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<戦争記念碑>
帰り道に見かけた戦争記念碑。城跡のある山の東側の崖をくり抜いて作ったもので、ここもライトアップされていました。
高さ10mほどでしょうか、かなり大きなものです。
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<船と月>
ニース港を通り過ぎてしばらく歩くとホテルです。港には大きな船の上に月が出ていました。
月はどこから見ても同じ月ですね(笑)さて、明日はアビニヨンです。
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2.アヴィニヨン
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