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<湖水地方>
湖水地方はイングランドの北西部、国定公園に指定されていてその名前の通り16の大きな湖と 無数の小さな湖が連なり、その美しい景観は世界中からの観光客を魅了しています。 詩人ワーズワースやピーターラビットの作者ベアトリクス・ポターがこよなく愛したこの湖水地方へは、 ロンドン・ユーストン駅から約三時間半。
ユーストン駅からランカスターに向かう列車のチケットは、ロンドン初日にあらかじめ購入していました。 自由席だったので座れるかどうか心配していましたが、乗客はさほど多くなくて楽勝♪ 列車には指定席もあるのですが、自由席と同じ車両で指定席と指定席の間に自由席が設けられている構造、 指定と自由の差は全くありませんでした。
<セント・パンクラス駅>
ユーストン駅10時発の電車には時間があったので、その東に位置するキングスクロス駅に立ち寄りました。 これは、キングスクロス駅の西にあるセント・パンクラス駅、ロンドンの主要ターミナル駅のひとつ。 ロンドンからレスター、シェフィールド、リーズなどのイングランド中東部へ向かう ナショナル・レールの列車が発着するほか、パリやブリュッセルから国際列車ユーロスターも乗り入れています。 高い時計塔があり、宮殿のようなヴィクトリア朝ネオ・ゴシック建築で有名です。
<キングスクロス駅>
何故キングスクロス駅に立ち寄ったかといえば、ここには映画ハリー・ポッターで登場した 魔法世界に通じる9と3/4のプラットホームがあるからです。 ハリーが、ホグワーツ魔法魔術学校に行くときに、ホグワーツ特急に乗り込む駅なのです。 そして、トローリーに山のような荷物をつみ込んで、ハリーが突進していくのが、9番線と10番線のあいだの 9と3/4番線のプラットホームなのであります。
<9と3/4>
実際には9と3/4プラットホームなんてのはありません。 が・・・実は駅のある場所に存在しています。探し出すのにけっこう時間がかかりました〜。 行ってみると、驚いたことにすでに2人の日本人青年と外国の親子がやってきていて写真撮影中でした。 映画の力は偉大ですね〜。ここでお互いに写真を撮りあいっこ。 写真は、魔法世界に飛び込む僕(笑)
<キングスクロス駅>
日本の駅はチケットを購入しないとプラットホームには行けませんが、ロンドンでは自由に出入りできます。 写真のように、素通り。その代わり列車に乗ってからの検札が厳しく行われています。
<ランカスターへ>
ユーストン駅から10時発の特急列車に乗り込んでランカスターに向かいます。 列車は日本の私鉄とよく似ていて、とても静か。ガタゴト言わずに、すべるように走っていきます。
<寿司?>
列車で3時間半もかかるので、ユーストン駅の売店で寿司を買っておきました。 これ、けっこう高かったです。味は・・・微妙ですね〜、寿司のようなもの、と言っておきましょう(笑)
<湖水地方の旅>
コッツウォルズと同じように湖水地方も自分で要領よく回るのは難しいと判断し、現地ツアーを申し込みました。 1泊2日のツアー内容は、1日目(午後)は、湖水地方の南部を観光。 ピーターラビットの作者ポターさんにゆかりのある場所を中心に巡ります。 2日目(午前)は、湖水地方の北部を観光。美しい山の風景、滝など、大自然を堪能できます。
<運転手は?>
ランカスター駅で待ち合わせをしている現地の運転手が来ていません。 待ち合わせ場所では僕たち以外に2人の女性と1組のご夫婦が同じように待っています。 どうやら今回のツアー仲間のようです。おかしいですね〜来ないですね〜などと話をして 15分ほど待っていると、体格のよい英国人ドライバーがやってきました。交通渋滞だったとのこと。
<ウィンダミア湖>
ランカスターからウィンダミアまで車で・・けっこう長かったです。 反対車線の渋滞した道路を横目に、ドライバーのおじさんにtrafic accidentか?と尋ねると、 こんな渋滞は滅多にないとぼやいていました。イングランドの素敵な自然を眺めながらウィンダミアまでドライブ。 ロンドンを出発したときに降っていた雨もあがっています。
<日本人ガイド>
ウィンダミア湖で日本人ガイドさんと合流。ここからは日本人ガイドさんが案内してくれます。 この湖は湖水地方で一番大きな湖ですが、風景は日本の湖に似ています。
<ワーズワース>
最初に案内してもらったのは、ワーズワースが幼年期に勉強をしていた学校。 母親が亡くなってすぐにワーズワースの父は、彼を湖水地方中部の村ホークスヘッドのグラマースクールに送出しました。 これがその学校ですが、小さな建物です。
<ホークスヘッド>
ホークスヘッドの丘の上から町を眺めてみました。 9歳〜17歳のワーズワースの過ごした町です。幼い少年が下宿生活をしながら学校に通ったのですね。
<町の様子>
少しだけ町を歩いてみました。 湖水地方の海外旅行客で一番多いのは日本人だそうで、ここでも何人かの日本人に出会いました。 これは中心部にあるホテル。
<日本語>
あるレストランの前を通りかかったら、あれ?日本語・・。 そこには日本語で「伝統的な英国風午後の紅茶」と書かれていました。 やっぱり日本人が多いんだ〜
<聖ミカエル教会>
ホークスヘッドの丘の上に立つ聖ミカエル教会。 派手さはないのですが、落ち着いた正統派の教会という感じ。
<教会>
奥様が町の店屋さんでお土産のジャムを買っている間、ボクは一人で教会見学をしていました。 訪れる観光客はチラホラという感じです。
<教会を見上げる>
ホークスヘッドは中世からマーケット・タウンとして栄えてきた村です。 その中心街は車乗り入れ禁止となっていて、近くの駐車場にに車を置いて歩きます。
<ポター・ギャラリー>
『ピーターラビット』の物語が生み出されたニア・ソーリーから3.2キロのところに位置するこの村には、 著者であるポターのビアトリクス・ポター・ギャラリーもあります。
<羊>
イギリスでは郊外に出かけると必ず目にする光景です。 こちらの羊は白いものだけじゃなくて、灰色の羊もいます。 灰色の羊の毛はごわごわしてあまりいいものじゃなさそうですが。
<ビアトリクス・ポター>
「ピーター・ラビット」で有名な伝説的女性絵本作家です。 ロンドンの裕福な紡績商の娘として生まれ、絵を描くのが好きで、少女時代から動物を擬人化した スケッチをたくさん描いていたとのこと。当時の教育として家庭教師のもとで自由な外出も出来ない環境だったが、 するどい観察眼で見たものを詳細に描くことを得意としていました。 また、スコットランドの避暑地で乳母と過ごした北国の暮らしは、幻想的な物語や妖精の存在を信じる感性を 彼女に与えたらしい。
<ニア・ソーリー>
成人になってからもポターは一家とともに湖水地方のニア・ソーリーに避暑に来ていましたが、 そこでナショナル・トラスト運動のリーダーの一人、ローンズリー牧師と知り合います。 この運動に共感するとともに、ローンズリー牧師から絵本を描くことをすすめられ、ポターは自分の天命を 知ることになります。
<ヒルトップ>
友人の子供たちに絵手紙として描き送ってていたウサギの話を絵本にし、 出版したところ大当たり。これが「ピーター・ラビット」です。
<ヒルトップ>
ヒル・トップ(Hill Top)はピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターが絵本の印税で購入し、 晩年を過ごした2階建ての家です。
<絵本の世界>
ヒルトップ農場の中は写真禁止なので、紹介できませんが、この農場はそのままポターの描く絵のモチーフになっていて あらゆる場面が絵本の世界そっくりそのまま残っています。絵本の場面になった部屋の中には、その場面の絵本が 開いて置いてあります。
<ナショナル・トラスト>
彼女はつぎつぎと絵本を描き続け、版権収入でニア・ソーリーを中心とした土地を買い取り、 のちにはそれをナショナル・トラストに寄付しました。そのおかげで、舞台となったニア・ソーリーは 今でも絵本の中と同じ風景が変らずに存在しているのです。
<入場制限>
言い忘れましたがヒルトップは時間入場制(Timed Ticket)なのです。 確か1日700人で締め切るようなことを言っていました。建物が古いので、保存のために制限しているそうです。
<ターン・ハウズ>
湖水地方の印象的な風景のひとつです。ターン(tarn)は小さな山の湖、ハウズ(hows)は丸い丘の意。 その名の通りなだらかに傾斜した牧草地が広がって、湖がきれいです。
<遊覧船>
湖水地方の湖の一つ、名前は・・・忘れました〜。 明日は僕たちも遊覧船に乗る予定です。
<ホテル>
今日の宿泊場所は、ビアトリクス・ポターが所有していた家であるリンデスハウホテルです。 ポターは、お母さんの晩年の住まいとしてリンデス・ハウを買い取ったのでした。
<リンデス・ハウ>
ホテルは、湖からちょっと登った高台にあります。 場所的には車がないとちょっと不便ですが、緑に囲まれたとても良い環境です。 これは入り口左手の待合室。
<ミニチュア>
客室の廊下にはアマチュア写真家だったポターの父の写真が展示されています。2階の湖側のベランダは開放されているので、 ここからカルアシ・チミーの林とウィンダミア湖を眺めることができます。
<庭から>
ここリンデス・ハウで『カルアシ・チミーのおはなしTM』が描かれたのは1911年。 その後ヒーリスとの結婚が決まり、最後の夏を両親とここで過ごしました。 これは裏庭から見たホテルです。僕たちの部屋は、2階の中央に見える窓の場所で、 ウィンダミア湖が見えます。
<ベッド>
天蓋付のベッドです。そうそう、夕食ではカジュアルはお断りされます。 ボクもネクタイをして行ったのですが、そこまでは必要なかったようです(笑)
<夕食>
夕食前に、違う部屋で飲み物を注文し、メニューを決めます。 しばらく飲みながらそこで待ち、食事の支度が整うと、レストランに案内してくれるのです。 残念ながら食事の写真は撮ることができませんでした。
(4)湖水地方2(予定)



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