<オーストリア>
2007年、日本の夏は今年も暑かった〜(^^;
とにかく、しばらくでもこの暑さから開放されたくて、日本脱出を計画しました。
ブタペストやプラハやイスタンブール、モンサンミッシェルと行きたいところはたくさんあったけど、
オーストリアに決めたのは、まずはハルシュタットとザルツブルクの町並みを見たかったからです。
それに、昨年のドイツがとてもよかったから、多分オーストリアも同じ雰囲気だろうと思ったから。
残念ながら、念願のハルシュタットではあまり時間が取れなかったし、短い期間の中では限られたものしか
見て回る事しかできなかったのですが、それなりに充実した旅行となりました。
すでに、目ぼしい写真は「花鳥風月」で紹介済みですが、あらためて旅行記としてまとめていきたいと思います。
自己満足の旅行記ですが、読んでいただければ、そして今後、オーストリアに旅行されるときの参考になれば
幸いです。
# とらねこpapa
|
|
ヨーロッパへの旅行は、行ってしまえばとても素敵なのだけれど、行くまでがたいへんです。
今回は、関空じゃなくて成田発、しかもロンドンのヒースロー空港経由でウィーンに入ったため、
とても時間がかかりました〜。
つまり、出発の前日に京都から伊丹空港に行き、そこから羽田空港へ。羽田から成田空港に行き、送迎バスで成田空港の近くのホテルで一泊して
翌日、ホテルの送迎バスで成田空港へ。成田空港で出国手続きをしてJALでロンドンへ行き、オーストリア航空に乗り換えてウィーンへ・・・
まる2日かけてウィーンに到着したのです。
成田空港でユーロに両替をしたのですが、あいにくの円安!!両替所によってレートが全然違うので一番
高いところで両替。両替では、小銭にはしてくれません。すべて5ユーロ以上のお札でした。
|
<JAL>
8月19日 成田発12:00のJALに乗って、まずはロンドンに向かいます。
飛行機の中では、映画スパーダーマン3を見て、寝て食べて、また違う映画を観て、寝て食べて・・
目が覚めるとロンドンでした(笑)
ロンドン発18:50(現地時間)のオーストリア航空に乗り、ウィーン着は22:05。
やれやれ、やっと到着。
|
<ウィーンの朝>
とにかく、日本からオーストリアの直行便は数が少なく、しかも成田発しかないようです。
でも、
やっぱり可能なら直行便がいいです〜
飛行機の中でよっく寝たせいか、早朝の5時に目が覚めてしまいました。ホテルの窓からドナウ運河に
映る朝焼けが綺麗で、この時になって初めて、あぁオーストリアに来た、という実感が湧いてきました。
|
<ホテル>
宿泊したホテルは、HILTON VIENNA DANUBEという郊外のホテルですが、
裏にはドナウ運河が流れてて白鳥が泳いでいる感じのいいホテルでした。
|
<活動開始>
とりあえず、このホテルはデルンシュタインに向かうための中継点として宿泊しただけ。
8月20日早朝、活動開始。これからオーストリアを満喫したいと思います。
|
<車窓より>
バスに乗って、デルンシュタインに向かいます。
車窓からこんな城が見えてきたのですが、これはホテルとのこと。
どう見てもホテルには見えませんね(笑)
|
<成田空港にて>
成田空港内には、カード会社が運営する休憩所があって、無料でコーヒーやジュースを出してくれます。
当日の航空券とクレジットカードを見せるだけで利用できるので、搭乗時間まで待ち時間が長いときなどは活用
すればいいと思います。でも、どのカードが有効か事前に調べてから行ってください。
|
|
<車窓より>
さて、今回の旅行ではオーストリアの世界遺産8つのうち、7つを見て回ります。
8つ目は世界遺産といっても、観光地ではないので、実質全部を回る事になります。
まずは、一番目の世界遺産「ヴァッハウ渓谷」に向かいます。
|
<シュロスホテル>
これは、デルンシュタインにあるシュロスホテル。
すぐ下をドナウ河が流れてて、眺めのいいホテルとのこと。
デルンシュタインで宿泊する場合は、ここがいいなぁ。(^^ゞ
|
<デルンシュタイン>
ドナウ河クルーズの船に乗り込むまでに、しばらく時間があったので町を見て回りました。
デルンシュタインの町は石畳の小さい路地が入り組んだ可愛い町です。
何故かカエルの置物?・・そういえば、ハルシュタットにもカエルの置物を売っていました。
|
<修道院教会>
正確には聖堂参事会員修道院教会というそうです。これは入り口。
あまり時間がなくて、どちらかというと町中をウロウロ歩きたかったので、中には入りませんでした。
ここのテラスからは、ドナウ河を見下ろす事ができるとのことです。いつか教会内部も見学したいものです。
|
<店>
ドナウ河クルーズの途中でこの町に立ち寄る観光客も多いようです。
可愛い店がところどころにありました。
|
<ケーリンガー城址>
山の上に見える石の建物が、ケーリンガー城址です。
古城は、12世紀に十字軍の遠征からの帰りに、オーストリアのレオポルド五世に捕らえられた
英国の国王リチャード獅子心王が投獄、幽閉されたという城砦とのこと。
|
<城 壁>
今なお城壁をめぐらせた小さな町で、城門に続く通りには、中世そのままの家々が立ち並んでいます。
町の周囲には、ブドウ畑が広がっているのは、ドイツのライン川と同じですね。
|
<山の中腹より>
ケーリンガー城址の途中まで登ってみました。
高いところから町を見下ろす光景は大好きです。
デルンシュタインの赤い屋根や、教会の美しい塔を見る事が出来ました。
|
<教会の塔>
城址まで登っていたのでしょうか?旅行客らしき老夫婦が休憩していました。
こんにちは、と挨拶をすると、いい眺めだよと言いながら山を降りていきました。
時間があれば、ボクたちも城まで登りたかったぁ。
|
<看 板>
当たり前かもしれないけど、町並みや看板は、ドイツによく似ています。
ドイツではどの家の窓にもゼラニウムが飾られていましたが、オーストリアではドイツほどではありません。
|
<オーストラリア?>
オーストリアの国名(Osterreich)は、ドイツ語で「東の国」という意味で、
ラテン語で「南方大陸」に由来するオーストラリアとは語源的にも無関係です。
でも、しばしば日本人からオーストラリアに間違われるため、2005年日本国際博覧会のオーストリア・パビリオンで配布された冊子では、
オーストリアを「オース鳥ア」、オーストラリアを「オース虎リア」と覚える様に呼びかけています(笑)
オーストリアで売られているTシャツにカンガルーの絵を描いて「No kangaroo in Austria」と書いていたのは笑いました。
|
|
<街 角>
デルンシュタインのメイン通りです。早朝だったせいか、観光客も少なかったです。
ここで、奥様がエーデルワイスのネックレスを買おうとしたら、前に並んでいたイタリア人のおばさんが
店の方に何やら注文をつけているようで、時間がどんどん過ぎていきます。あぁ・・時間が〜と思ってイライラしていたら
お先にどうぞと言ってくれたので「ホッ♪」
|
<教会の塔>
ドナウ河に沿って船着場まで歩いていると、教会の美しい塔がすぐ傍に立っていました。
逆光で写真は暗くなってしまいましたが、水色と白の美しい塔をドナウ河の方向から見上げた図です。
地元の老夫婦の傍を通り過ぎるとき、流暢な日本語で話しかけてきたのには驚きました〜
|
<ドナウ河クルーズ>
デルンシュタインの船着場に到着して間もなく、クルーズ船がやってきました。
なんとなく、去年ライン川で乗り込んだクルーズ船に似ている・・?
雲の流れが速いけど、まずまずの天気♪昨年のライン川は寒かったけど、ドナウはどうでしょうか?
|
<町 並>
ドナウ河に沿って町が広がっています。
これは、デルンシュタインの近くの町並み。
前日まで雨が降っていたらしく、ドナウ河は少し濁っていました。
|
<ヴァイセンキルヘン>
デルンシュタインを出て間もなくヴァイセンキルヘンの街が見えてきます。
集落の中央に建っている中世の要塞教会が特徴的な形です。
要塞と言うだけあって頑丈そうな高い城壁の上に築かれていますね。
|
<要塞教会>
教会にもやはり要塞と呼ばれるような備えが必要だったのでしょうか。
教会の裏手の緩やかな斜面は一面葡萄畑になっていました。
船内放送では、ポイントごとにドイツ語、英語、日本語での解説が流れます。
|
<ヴァッハウ渓谷>
メルク〜クレムス間の35kmの間がバッハウ渓谷と呼ばれています。
オーストリアを流れるドナウ川のハイライトともいえるこのヴァッハウ地方は、
美しい自然と文化が見事に調和している景勝地です。2000年、世界遺産に指定されました。
|
<St.ミヒャエル教会>
これは、シュピッツの近くに建っているザンクト・ミヒャエル教会。
ライン川クルーズでは、次から次へと古城が現れたのですが、ドナウ河では町や教会、
そしてブドウ畑が多いです。
|
<町の風景>
ドナウ河といえば、ヨハンシュトラウスの「美しく青きドナウ」を思い浮かべますね。
雨が降らなかったら、水の色はもっと綺麗なのでしょうか?
これもシュピッツ近くの町。
|
<シュピッツ>
教会の尖塔のモザイク柄が綺麗で、ワイン畑も広がり、美味しいパン屋もある良いところです。
上流には、女性の土偶が見つかった、考古学的にも重要な街があるそうです。
|
<シュピッツ>
シュピッツの船着場です。ここから、また新しい客が乗り込んできます。
時間があれば、ここで降りて町の様子を見て回りたいところですね。
|
<ヒンターハウス城>
シュピッツにはブドウ畑が広がり、オーストリアのワイン産地になっています。
町に入る前の丘の上には13世紀初頭に建てられたヒンターハウス城の廃墟(Ruine Hinterhaus)もあります。
|
<イタリア人>
シュピッツで乗り込んできたのは、主にイタリア人。
旅行をしているとよくわかるのですが、イタリア人は声が大きい。
良し悪しは別として、よくしゃべるので、とにかくうるさいのが特徴です(笑)
|
<怪しい雲行き>
ドナウ河クルーズもずっと甲板にいると、次第に寒くなってきます。
デルンシュタインで晴れていた空も、厚い雲に覆われてきました。
ボクたちがいた席の前に、イタリア青年二人が座ったのですが、若い女の子を気にして、気にして・・
やっぱりイタリア男です(笑)
|
<シェーンビューエル城>
この城は、9世紀初期からパッサウの司教の財産として知られていましたが、
14世紀には貴族シュタルヘンベル家の所有となり、17世紀には修道院が建てられ、
19世紀になって、ベロルディンゲン伯爵の居城となって今に至るとのことです。
|
<シェーンビューエル城>
シェーンというのは、「美しい」という意味のドイツ語ですが、40mのがけの上に立つその白い姿、
たまねぎ型の塔はやっぱり一際目を引くものがあります。
|
<メルク修道院>
遠くにメルク修道院が見えてきました。そしてちょうど雨が降り始めました・・・
オーストリアの世界遺産・第一弾、ヴァッハウ渓谷のクルーズもここで終わりです。
|
⇒
2.メルク修道院
|
|