(1)出発:デルンシュタイン〜ドナウ河  (2)メルク修道院  (3)ザルツブルクT  (4)ザルツブルクU  
 (5)ザルツカンマーグート  (6)グラーツ (7)ウィーンT  (8)ウィーンU
モーツァルト・クーゲルン
モーツァルト・クーゲルンは1890年、ザルツブルクの地で生まれました。 生みの親はパウル・フュルスト (Paul Fuerst) という菓子職人で、なんと6年もの年月をかけて 生み出されたものだそうです。ザルツブルクの「フュルスト」では、 今も当時からまったく変わらない製法で作られており、もちろん手作りです。 このお菓子は、1905年の国際パリ菓子博覧会で金メダルを受賞したことで、一躍世界中に知られることとなりました。 フュルスト社製のものは、ザルツブルク市内でしか購入することができないので、 ボクはお土産に大量に購入しました。
ただ、このフュルスト製モーツァルト・クーゲルン、フュルスト氏が 製法も名前も特許を取得しなかったため類似商品が大量に出回っています。 そこで、自分用には「右側の本物」を、お土産には「左の偽物」を・・という方も多いようです(笑) 試しに、偽物をスーパーで買って食べましたが、それなりに美味しいです。
  <ザンクトペーター寺院>
ホーエンザルツブルク城内は人がガラガラしていたので一通り見学した後、 再度ケーブルカーに乗って早々に降りてきました。
ケーブルカー乗降口のすぐ傍に、ザンクト・ペーター寺院があります。 この教会は、7世紀からある修道院内の教会で、建物は12世紀以降のものだそうで、 ロマネスク様式の建物内部にはロココ様式の壮麗な装飾が施されており、荘厳な雰囲気・・と聞いていた ので、見学しようとしたのですが、どうしても礼拝堂への入り口が見つかりません。 やっと見つけたら、何やらイベントをやっているようで入る事ができませんでした。
ここの墓地は、モーツァルトの姉ナンネルやハイドンの弟ミヒャエルが眠っているそうですが、 サウンドオブミュージックの後半、トラップファミリーが脱出するシーンにも登場しています。 墓地内には、初期キリスト教時代のカタコンベ(地下墓地)もあって、見学もできますが、 ボクたちは遠慮しました。(^^ゞ
<墓 地>
 ケーブルカーの乗降口から左に進むと、すぐにこの墓地に入る事ができます。 実は、もともとの予定では城から降りてきた後、ケーブルカーを降りて右に進み、 あのマリアの修道院であるノンベルク修道院を見に行くつもりだったのですが、 この墓地を見つけたためにすっかり忘れてしまいました。 結局、映画の重要な舞台であったノンベルク修道院のことは、すっかり頭から消えてしまいました〜(^^;
<映画のシーン>
教会の墓地には花壇やキリスト像、精巧な鉄格子があって墓地とは思えないほど綺麗です。 映画のシーンを思い出しながらトラップ一家が身を隠した鉄格子の墓地を探したのですが、 それがどの場所なのか特定できませんでした。というのは、鉄格子の中には映画のように身を隠せるような スペースのあるものがなかったからです。 それに、映画の墓地全体はもっと四角く平坦な感じでした。
<映画のセット>
多分、ここの墓地が映画のモデルにはなったけど、別にセットを作って撮影したのだろうと思います。 墓地を取り囲むように、鉄格子の墓地が並んでいました。
<墓 地>
墓地の中は、そんなに広いわけではありません。 メンヒスベルクの岩山と教会堂に囲まれた1000uくらいのスペースでしょうか。
<礼拝堂>
建物の壁には、文字を彫った石版や、人物のレリーフが飾られています。 教会の礼拝堂への入り口を探して、この墓地の周辺を2回りしたのですが、 見つける事ができませんでした。墓地を抜けてカピテル広場に回りこむと、 そこに礼拝堂の入り口らしきものを見つけたのですが、閉ざされていました〜
<ザンクトペーター修道院>
西暦696年、バイエルンのテオド大公は、ルーペルト司教が優秀な人物である噂を聞き、 自国のカトリック布教のためにルーペルトを招聘したそうです。そして、ザルツブルク周辺の領地 (西はキームゼーから南はザルツァッハ上流)を寄進し、司教区管轄地とする事を認めました。 ルーペルトはこの地にザンクト・ペーター修道院を創設したということです。 ルーペルトの名は Hruodpertus、Rupertus、Robert、St.Peter などと様々に記されていますが、 いずれにせよ初代ザルツブルクの司教つまりザルツブルク教区の領主ということになっています。
<噴 水>
ヨーロッパの広場には必ず噴水があります。 いろいろな趣向が凝らされていて、それを見ているだけでも楽しいです。 これは、墓地を抜けたところにある噴水です。
<マリア像>
大聖堂前広場に立っているマリア像です。マリアと子供たちがザルツブルグ市街地を歩くシーンで登場する広場です。
<大聖堂前>
大聖堂の前は音楽祭としての観劇用に舞台と観覧席が仮設されていました。 ザルツブルグ音楽祭のオープニングとして、毎年、上演される『イェーダーマン』は、この大聖堂前の広場を 会場にしています。ザルツブルクでは、いろいろな場所で観光客相手の演奏会が、 催されているようでしたが、観光客相手の演奏会ではねぇ・・。(^^; でも、記念に聴いてきても良かったかな(笑)
<Fiaker>
旧市街の広場には車は進入禁止です。
その代わり、こういう馬車がたくさん走っています。 なにしろ生きた馬なので、あちこちから「田舎の匂い」がしてきます(笑) できるだけ早く馬糞を取り除いてはいますが、匂いまで取り除くのは難しいですよね。
この馬車は、フィアカーと呼ばれていて、30分程度で33ユーロです。 旧市街をゆっくり見て回るにはいいかも。
<大聖堂前広場>
大聖堂前広場には、たくさんの人が集まっています。 もちろん、大聖堂を見学するためなのですが、広場にはいろいろなパーフォーマンスをしている人が居て それを見学する人たちで賑わっていたからです。これは、似顔絵を描いているところです。
<大聖堂>
正面入り口には4人の聖人の像と3つの年号が書かれていました。 これは、この大聖堂にとって転機となった年号が記されているとのことです。 出口で献金をすれば、その国の言葉で書かれたカードをもらえます。ボクも50セント献金♪
<大聖堂内部>
大理石・絵画で飾られていている、とても荘厳な大聖堂の内部。 モーツァルトが洗礼を受け、カラヤンの告別式が行われたことでも有名です。 ここには約6000本のパイプを持つヨーロッパ最大のパイプオルガンがあります。
<お土産>
カフェ「フュルスト」です。 冒頭に書いてしまいましたが、ここがモーツァルトクーゲルンの本家です。 お土産に山ほど買ったら、2個おまけしてくれました(笑)でも、お・・重い〜
<レジデンツ広場>
レジデンツとはザルツブルク大司教の居城として使われていた建物の事です。 その前が広場になっており、サウンド・オブ・ミュージックでマリアが「自信を持って」を歌っていました。
<馬の噴水>
トラップ邸に向かうマリアは、♪自信を持ってを歌いながら、この馬の像に水を掛けます。 そしてカピテル広場のあたりからバスに乗り込みます。後ろにホーエンザルツブルグ城塞が見えていましたね。 写真の左向こうに見えているのは、モーツァルト広場に立っているモーツァルト像。
<ザルツブルクカード>
前にもお話したように、ザルツブルクカードは、有効期間内ならほとんどの観光スポットの入場が無料になりますし、 しないの交通機関も乗り放題です。ザルツブルク城へのケーブルカーやメンヒスベルクのエレベーターも無料です。 カードは、24時間カードが23ユーロでした。あと48時間、72時間カードもありました。 ICチップを埋め込んだカードで、観光案内所で販売しています。
<グロッケンシュピール>
レジデンツの中庭から見上げたグルッケンシュピール。この場面は、映画の最初と中休みに登場します。
グロッケンシュピール(Glockenspiel)はドイツ語で、「組み鐘」、「鐘演奏」を意味します。 約40曲が演奏されますが、その中には、ミカエル・ハイドンやモーツァルト親子が、 ザルツブルクの鐘楼のために作曲した曲も入っているそうです。 現在、午前の7時と11時、午後の6時、毎日3回演奏されているとのこと。
<フランツィスカーナー教会>
青空に聳え立つ美しい尖塔は、レジデンツ広場の隣に立つフランツィスカーナー教会です。 1223年創建。何度か改築されて、ロマネスク様式とゴシック様式を併せ持つ構造になっているそうです。 祭壇の聖母マリア像はミヒャエル・パッハーが15世紀後半に作成したもの。 毎日曜の朝晩にミサが行われ、教会コンサートも行われているとのこと。
<グロッケンシュピール>
鐘楼に付いている、35鐘のグロッケンシュピール(Glockenspiel)は、 領主司教ヨハン・エルンスト・トゥーン伯が、1695年にベルギーのアントワープで、 有名な鐘鋳造職人メルキオール・デ・ハーゼから購入しました。 その後、地元の職人達によって、カリヨン演奏用の真鍮製の回転ドラムが製作されました。
<レジデンツ広場>
鐘を鳴らすのは、オルゴールの原理で、穴にピンを挿し込みピンに引っ掛かった鉄線がハンマーを引っ張って、 鐘を打つ仕掛けになっています。初めて演奏されたのは、1705年だそうです。
<クイズ1問目>
さて、映画サウンドオブミュージックからの出題です。
「さようならごきげんよう」の歌の中で、子どもたちは何カ国語でさよならを言っているでしょうか? 正解は、ドイツ語、フランス語、英語の3ヶ国語でした。
<クイズ2問目>
モーツァルトからの出題です。 モーツァルトの生家に今も残っている子供用のピアノは、小さい頃モーツァルトが練習用に弾いていたものですが、 今のピアノとは大きく違うところがあります。それは、どういうところでしょうか?
正解は、黒鍵と白鍵の色が反対、でした。
<丘の上より>
ザルツブルク音楽祭が開催されている祝祭劇場の裏側に、メンヒスベルクに登る階段があります。 トラップファミリー合唱団が歌った舞台を探して、丘に登ってみました。 大聖堂や教会の尖塔を見渡す事が出来ました♪
探していたかんじんの舞台ですが、実は祝祭劇場の見学で見る事が出来ます。
<祝祭劇場>
この写真の左側に見える建物が、世界最大の音楽フェスチバルのメイン会場になっている祝祭劇場です。 2177席の大ホール、1324席の小ホール、1549席のフェイゼンライトシューレと、3つのホールがあり、 いずれも見学できます。フェイゼンライトシューレが、岩山を削って造られたオープンエアのホールです。 このおしゃれな女性は、たまたま写真に入ったもの。(^^ゞ
<コレギエン教会>
半逆光のコレギエン教会です。 ミサも喜劇も同じ場所で行われるのを嫌ったトゥーン伯爵ヨハン・エルンストが、ミサだけを行う場所 として大学の中に建てた教会です。貢献したヨハン・エルンストは建物が完成した当時、盲目になっ てしまい、建物を自分の目で見ることはできなかったそうですが、2年後に他界した彼の脳は、壺に 入れられ教会に保管されているとのこと。(^^;
<ホフスタールガッセ>
祝祭劇場、つまりフェスティバルホールのことですが、その前の通りがホフスタール通り。 ここは、車の侵入もできるようで、馬車と対比すると現代と中世が同居している町のように見えて面白〜い。 この突き当りの交差点に、「馬の洗い場」があります。
<馬の洗い場>
この馬の洗い場は、マリアと子供達がピクニック姿で通る場面に登場しています。 周辺は広場になっていて、カラヤン広場と呼ばれています。 近くにメンヒスベルクに登るリフトがあって、その上も映画の1シーンとして使われています。
<カラヤン広場>
リフトを上がると、そこからザルツブルクの旧市街を一望できるはず・・ ・が、ボクたちはリフトを見つける事ができませんでした〜。
実は、ここにやってきたのは、映画でトラップ大佐の家の舞台となった「レオポルツクロン宮殿」に向かうためです。 ちょうど、馬の洗い場の前が、バス停になっています。
<22番のバス>
馬の洗い場から22番のバスに乗りこみます。車は右側通行なので、当然、乗るのも右からです(笑) ここから、レオポルツクロンに一番近い「Wartbergweg停留所」まで行きます。もちろんザルツブルクカードがあれば無料〜♪ 停留所から湖までは、徒歩で10分程度です。
<郊 外>
このあたりは、閑静な住宅街です。湖に向かって歩いていると、 ある家から出てきたお母さんと小さな息子さんに「どこから来られたのですか?」と声をかけられました。 息子さんが、尋ねて欲しいと言ったそうです。このあたりではアジア人は珍しいのでしょうか。 日本からですよ、と言ったら、息子さんが「ヤポン」と・・ そっか、こちらでは「Ja」は「ジャ」とは発音しないのでした。
<レオポルツクロン宮殿>
この裏庭に見覚えがあると思います。マリアと子ども達がボート遊びをしていて、湖に落ちた場所です。 本当は、この裏庭に「もう直ぐ17歳」と「何か良いこと」を歌う場面に使われたガラスのパビリオンがあったのですが、 今はヘルブルン宮殿に移されているようです。 映画では向こう側から撮影していましたね。残念ながら、裏庭の見学はできません。
<のんびりと♪>
青空が見えてくるまで、ベンチに座ってのんびりしていました。 湖の周りでは地元の子ども達が5、6人集まって、魚釣りをしています。 どこの国の子どもも同じですね。ときどき訪れる観光客もいますが、わりと少ないです。 右上にはザルツブルク城が見えて、素晴らしい風景です。1時間くらい映画の世界に浸って、帰途に着きました(笑)
<ザルツァッハ川クルーズ>
特にザルツァッハ川クルーズをしたくはなかったのですが、ザルツブルクカードで無料だったので(笑) けっこう人気があって、すぐに定員になります。ボクたちが乗れたのは最終便19:00のクルーズでした。 この写真のボートに乗って、川からザルツブルクの町を見上げる事になります。
<待ち時間>
1時間ほど待ち時間ができたので、近くのオープンカフェで腹ごしらえをしました〜。 そこからの風景です。右の小高い山がカプチーナベルク、中央の建物がザッハトルテで有名なホテル・ザッハー、 目の前の橋は、朝渡ってきたマカルト小橋です。
<ボートに乗って>
乗船時間は1時間程度です。乗っている人たちを見物していたのですが、アジア人はボクたち以外に 家族連れの中国人が1組だけでした。 クルーズの最後に、ボートが同じ位置でグルグル回って、みんなで大騒ぎ。愉快でした。
<夜 景>
実は、夜景はメンヒスベルクのリフトの上からと決めていたのですが、先に書いたように リフトの場所がわかりませんでした。ちゃんと地図で確かめればよかったのに〜。 で、しかたなくバスで一度ホテルに戻り、そこから朝登ったカプチーナベルクに再度登ることにしました。 う〜ん、この夜景はイマイチかな〜
<カプチーナベルク>
カプチーナベルクには、若者3人がいて仲良く歌を歌っていました。 その横で、しばらく夜の旧市街を撮影〜。 若者たちがいなくなると、暗くて人もいないので、安全のため早々にホテルに引き上げることにしました。 う〜ん、せかく下調べを綿密にやったのに、やり残したことが多いなぁ・・
⇒   ザルツカンマーグート



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