<20世紀のチェコ>
チェコの20世紀は、まさに激動の歴史でした。
1918年、第一次世界大戦が終わり、チェコスロバキアが独立宣言。チェコスロバキア共和国が成立します。
1618年以来、はじめて自分の国をもてたのでした。
しかし、独立はしましたが、内部には複雑な民族問題を抱えていたのです。チェコ人(46%)+スロバキア人(13%)は
合わせて総人口の59%を占めるにすぎず、チェコ西部のズデーテン地方を中心にドイツ人が300万人いて、
スロバキア人の倍以上である人口の28%を占めていました。
1930年代末からお隣のドイツでナチスが台頭し、「ボヘミアとラトビア(つまりチェコ)は、かつては神聖ローマ帝国、
ドイツ同盟の一部であり、昔から大ドイツ帝国の領土だったやんか〜」と言い出します。
そして1938年のミュンヘン会談でチェコスロバキアの意向を無視し、英仏が「それでええよ〜」と言ってしまいます。
翌年には、チェコはドイツの保護領に、スロバキアは保護国とされ、チェコスロバキアは崩壊します。
1945年、第二次世界大戦が終わると、チェコスロバキアは独立をとりもどし「チェコスロバキア人民共和国」になります。
1946年、共産党が第一党になり、悪名高いゴットワルト内閣が成立。
西側諸国に不信感のあったチェコスロバキアは、1948年、無血革命で共産主義国となり、
60年にはチェコスロバキア社会主義共和国が成立します。
1968年、言論の自由化や市場経済原理の導入など一連の改革を目指した「プラハの春」が起こります
が、ソ連のワルシャワ条約機構軍によって鎮圧されます。
ところが、89年に民主化を求める大規模なデモが起きると共産党はあっさり政権の座から降り、
スムーズな民主化(ビロード革命)が実現。チェコスロバキア連邦共和国の成立です。
1993年、元旦にチェコ共和国とスロバキア共和国が分離独立。ビロード離婚と言われています。
現在、やっと「自分の国」としての落ち着いた歴史を歩み続けたわけですが、
これだけ国名が変わった国は他にあるでしょうか?
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<夕 食>
プラハ2日目の夕食は、ビアレストランに案内していただきました。レストランの名前は忘れましたが、
新市庁舎の近くでした。ダークビールを飲みたかったのですが、「ない〜」と言われたので、
ピルスナーを注文しました。
11世紀末に醸造所が誕生した歴史を持つチェコビールは、今世界で一番飲まれているピルスナー・ラガービールの
発祥の地だそうです。癖がなくて、とても口当たりがいいので、グビグビ飲むことができます。
食事も美味しかったです。これは「クネドリーキ」というジャガイモをこねて蒸しパンにしたようなもの。
食べ始めた時、思い出したように写真に撮りました(笑)
左下に見えるのは、胃薬。ちょっと胃の調子が悪かったのでした〜(^^;
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<演 奏>
食事中にこういうお兄さんが待機しててバイオリン演奏を聞かせてくれますが・・
旅行客に迎合するのではなくて、聞かせたい音楽を演奏して欲しいです。
さて、黄金色に輝くラガービールが開発されたのは、1842年プルゼニでのことです。
それまでは、濁ったダークビールだったのが、ここから「黄金色に輝くピルスナー」が
世界を制覇する事になったのですね。
これでツアーの予定は全て終了〜、待機していたバスに乗って、皆さんはホテルに戻ります。
が・・せっかくプラハに来て、夜の旧市街を歩かないともったいない(笑)
タケウチさんに無理を言って、ボクたちだけ別行動にさせていただきました。
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<夜のプラハ>
ホテルに帰る皆さんに別れを告げ、ボクたちは夜の旧市街に向かいました。
路地を抜けて旧市街広場に足を踏み入れると、なんとも感動的な夜の光景が待っていました。
昼に撮った同じ位置から夜景を写してみました、比較してみてください。
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<旧市街広場>
ティーン教会に向かって、広場はたくさんの人たちで賑わっていました。
ここに集まっているのは、ほとんどが観光客なのでしょうね。
カメラやビデオで夜景をとっている人もけっこういました。
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<旧市街広場>
聖ミクラーシュ教会に向かって、北の方向の広場です。
観光馬車が見えています。写真を撮っていると、沢山の人がカメラの前を通り過ぎていきました。
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<ティーン教会>
この教会の前に建っているのは、ティーン学校。
ティーン教会の存在がなければ、この広場は間が抜けたものになっているのでは・・
と思うほど存在感のある建物です。
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<旧市庁舎>
旧市庁舎に向かって、広場の光景、すばらしい夜景です。
真っ暗な夜空に浮かび上がる旧市庁舎、その下の明るい町。
こんな素敵な夜景が見れるのに・・ホテルに帰ってしまったツアーの皆さん、ごめんなさい。
誘ってあげればよかったですね。(^^ゞ
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<ヴルタヴァ川>
旧市街広場での夜景撮影だけで十分満足してしまったのですが、せっかくだからカレル橋からプラハ城の風景も見ることにしました。
旧市街広場からヴルタヴァ川まで歩いて10分程度です。
カレル橋の東岸に小さな公園があって、そこからの風景。
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<クイズ15>
旧市街広場からヴルタヴァ川まで早足で歩いている時に、ちょっとしたある出来事がありました。
それは何でしょうか?
1.石畳の路地からノーライトの車が目の前に飛び出してきた
2.道を間違って、カレル橋と違う方向に歩いていた。
3.あるアパートの4階のベランダから花鉢が目の前に落ちてきた。
4.外国の旅行者カップルが現地語でボクたちに道を尋ねてきた。
5.急いでいたため、路地から出てきたおばあさんを蹴飛ばしてしまった。
答えは、4.道を尋ねられた、でした。
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<プラハ城>
プラハ城を望遠側200mmで撮りました。
美しいですね〜
日本では決して見られない風景、こうした未知の建物や風景を見ることはお金に代えられないものがあります。
ん〜食後すぐホテルに帰らないでよかった〜♪
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<カレル橋>
左に見える橋がカレル橋、そしてヴルタヴァ川の向こうにプラハ城が見えます。
ヴルタヴァ川の上にはクルーズ船がひっきりなしに行き来しています。
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<韓国の女性>
ここで写真を撮っていると、韓国の若い女性が「同郷の方ですか?」と声をかけてきました。
すみません、違います、と答えると、残念そうに去っていきました。
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<プラハの恋人>
「プラハの恋人」という韓国映画がヒットして、韓国の若者の間では
プラハへの旅行が、ちょっとしたブームになっているようです。
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<クレメンティヌム>
ここはかつてはイエズス会の寄宿学校で、礼拝堂や教会などが次々と建てられた
複合建築群なのですが、現在は国立図書館として利用されているところです。
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<クイズ16>
カレル橋の東塔を撮ってみました。この塔の右に立っているある人物の像がいい感じでしょう?
さて、ここで問題です。この像の人物は誰でしょうか?
1.神聖ローマ皇帝カール4世
2.神聖ローマ皇帝アルブレヒト2世
3.ボヘミア王フェルディナント1世
4.ボヘミア王ルドルフ2世
5.プファルツ選帝侯フリードリヒ5世
答えは、1.カール4世でした。
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<花 火>
今回のヨーロッパ旅行の締めくくりは、なんと花火でした!
撮影を終え、そろそろホテルに戻ろうと地下鉄の駅に向かう途中、路地からプラハ城が見えました。
最後にもう一度撮っておこうと路地からヴルタヴァ川畔に出て来た時、
突然、花火が打ち上げられ始めました。
なんてラッキーな!ヨーロッパで花火を見ることができるとは思いませんでした。
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<花 火>
カメラの設定を変えようとしたのですが、暗くて手元が見えません。
おまけに三脚が立てられない・(^^;いい写真にはならなかったのですが、
旅行最後の夜に最高のプレゼントになりました。
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<旅行者>
「ヨーロッパで花火が見れるなんて、信じられない」と奥様と話をしていると、
横から「本当にそうですね」と日本語で男性の声。一人の日本人男性が話しかけてきました。
仕事でドイツに来ていた方で、チェコにも足を伸ばしたとのこと。
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<旅行者>
仕事仲間とホテルに戻る途中、花火の音が聞こえて慌てて見に来たのだそうです。
花火の鑑賞をしながら海外の街や旅行について、しばし話が弾みました。
明日は、チェスキークルムロフに立ち寄るかどうかで迷っているとのこと。
もちろん迷うことなく、行ったほうがいいとアドバイスしました(笑)
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<クイズ17>
プラハの夜景も十分満喫したことだし、そろそろホテルのに戻らなければ。
さて、ここでクイズです。地下鉄の駅に向かっている時に見つけたこの建物の前には、
ある人物の像(この写真ではシルエットが見えています)が立っています。その人物とは誰でしょうか?
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<地下鉄>
ウィーンではUのマーク、ブダペストではMのマークが地下鉄の駅でしたが、プラハでは下向きの矢印
が地下鉄の駅を表しています。これは、ボクたちが乗った夜の11時頃の地下鉄。
さすがに乗客は少なかったです。降りる駅を見過ごさないよう、停車する度に駅の名前を確認していました(笑)
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<選択肢>
クイズ17の選択肢です。下から正解を一つ選んでください。
1.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
2.ベドルジハ・スメタナ
3.フランツ・リスト
4.セルゲイ・ラフマニノフ
5.アントニン・ドヴォルザーク
答えは、5.ドヴォルザークでした。
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<バス停>
ホテルに一番近い地下鉄駅で降り、さらにバスに乗ります。
事前にトマーシュさんに聞いていた通りの場所に停留所がありました。
ホテルに到着したのが11時半、これで全ての旅行は終了。ん〜楽しかったです♪
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<明 朝>
朝のプラハ城を横目に帰国の途に着きます。
素敵な街でした。いつかきっと、またここに戻ってこよう、そう思いました。
まだ8月というのに朝の空気は冷たく、プラハはこれから秋を迎えるのだそうです。
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<旅行記「特別編」> ここからは、今回の旅行で買ってきたお土産を紹介します
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<フォアグラ>
ブダペストの名産品、フォアグラです。中央市場で購入しました。
中央市場ではユーロが使えます。
実は、まだ味見もしていません(笑)
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<テーブルセンター>
ブダペストの名産、刺繍です。王宮の丘にある店で購入しました。
これは、888888キリバンゲッターのkazuさんへの賞品です。
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<ボトルエプロン>
王宮の丘にある店で購入したブダペストの名産、刺繍です。ワインボトルなどにかけるエプロンとコースターのセット。
これも、888888キリバンゲッターのkazuさんへの賞品です。
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<ボトルエプロン>
ブダペストの名産、刺繍。王宮の丘にある店で購入しました。
ワインボトルなどにかけるエプロンとコースターのセット。
これは、自宅用に購入しました。
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<チョコ>
このチョコ、実はベルギー製です。
職場や隣近所の友人にお土産として買ってきました。すごく美味しいチョコです。
チェコにあるチョコは、ほとんどが外国製で自国のチョコではありません。
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<栞>
クイズに出題したものです。両端に銀細工が施された紐の栞です。
いろいろな種類の飾りが付いたものが売られていました。
重宝しています(笑)
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<ブレスレット>
メルニック城の売店で購入したものです。
予想したよりもずっと安い値段だったので購入しました。
何の石でしょうか?シックな色でとても綺麗です。
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<ネックレス>
これもメルニック城で売られていたものです。
先に紹介したブレスレット(この写真 左上)と同じ石の素材でできていて、安価です。
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<ボヘミアングラス>
プラハのツェレトナー・クリスタルで購入したワイングラスです。
他にも真っ赤に色づけられたボヘミアングラスや綺麗な彫り物のあるグラスなどもありましたが、
ボクはシンプルなデザインが好きなので、これを選びました。
日常的に使うものは、飽きの来ないものがいいです。
6個のセットです。日本で購入するよりは3割は安く購入できます。
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<置 物>
これもツェレトナー・クリスタルで見つけたものです。
プラハの町を表現した可愛い置物です。
一個でも購入できるのですが、それでは面白くないので色々な種類で6個揃えてみました。
チェコの通貨単位はコルナ、1コルナはだいたい7円です。でも、ツェレトナー・クリスタル
では、ユーロも円も使うことができました。
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最後まで見ていただき、ありがとうございました。
クイズに参加していただいた皆さんの、解答状況です。
→解答状況
結果発表、終了しました。
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