<ザルツカンマーグート>
ザルツブルグの東に位置するザルツカンマーグートは、美しい山々に囲まれた風光明媚な湖水地帯です。
古くから塩が採掘されている地方で、特にハプスブルク家の御料地として栄えたところです。
ザルツカンマーグートとは、塩(ザルツ)の役所(カンマ)御料地(グート)という意味です。
13世紀末、オーストリアの支配者となったハプスブルク家が、白い黄金(岩塩)が取れるこの一帯を
宮廷の財務官ホーフカンマーの管轄に置いたことからこう呼ばれるようになったそうです。
この地方は、平均標高が600mと高地であることや温泉があることから、王侯貴族の避暑地として、
また保養地としても栄え、19世紀半ばには、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の別荘がパート・イシュルに建てられました。
皇帝はほぼ毎夏をこの別荘で過ごしたそうです。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭のシーンや、結婚式が撮影された聖ミハエル教会も、
ザルツカンマーグートの湖のひとつ、モント湖畔にあります。
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ザルツブルクのホテルは前日と同じ「Mercure Salzburg City」。
カプチーナベルクでの撮影を終えて帰ってきたのは23時でした。無駄な事をしたり、やり残したことが多かったけど、
全く知らない土地の割には、それなりに充実していたのではないでしょうか?(^^ゞ
前に書いたように、ヨーロッパのホテルでは、スリッパ、歯ブラシ、シャンプー、ひげそり、
パジャマなどの備品はありません。渡欧する際に、日本から持って行く事になります。
当然、湯茶の準備もしてくれないので、有料の水を飲まなければなりません。
この写真は、ワインではありません。ホテルの部屋に準備されていた水なのですが、4.4ユーロでした〜
今回は、アメリカンスタイルのホテルに宿泊する事が多かったので、困る事は少なかったです。
翌日は、いよいよ念願のザルツカンマーグートを訪れます。
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<ザンクト・ギルゲン>
ザルツブルクからバスで約45分、ヴォルフガング湖の畔にある小さな町、
ザンクト・ギルゲンにやってきました。
ここから船に乗って、ヴォルフガング湖の遊覧を楽しむ予定です。
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<ザンクト・ギルゲン>
ザンクトギルゲンはヴォルフガング湖畔(Wolfgangsee:オオカミの道)にあって、
人口3800人ほどです。見ての通り、店も町並みもとても可愛いかったです。
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<モーツァルト>
訪れたのが早朝だったためか、歩いている観光客は少なかったです。
可愛い市庁舎の前に、モーツァルトがバイオリンを弾いている像が立っています。
光の方向が悪くて、顔が暗くなってしまいました〜(^^;
しかし、モーツアルトゆかりの村といっても、モーツァルトがここを訪れたことはないようです。
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<鳥の噴水>
モーツァルト像の足元には、鳥の噴水がありました♪
何の鳥かわかりませんが、可愛いですね(笑)
この町の近くにヴォルフガング湖を見渡せるツベルファーホルンがあり、
そこに登るためのケーブルカーも出ています。
ここでは紹介しませんが、モーツァルトの姉、ナンネルの記念像(噴水)も立っていました。
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<母 マリア・アンナ>
ヴォルフガング湖の西岸に美しいたたずまいを見せるこの街は、モーツァルトの母、マリア・アンナが
生まれ、姉のナンネルが結婚生活を送った町として知られています。
この建物で、1720年12月25日にマリア・アンナが生まれました。
マリアは、4才のとき父を失い、母とザルツブルクに移り住んでいたそうです。
その後、この生家には、1784-1801年に娘ナンネルが地方管理官の夫とともに暮したとのことです。
この記念館には、写真のように母と娘のレリーフが飾られています。
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<姉 ナンネル>
1751年7月30か31日ザルツブルクで誕生。ナンネル Nannerlというのは、愛称です。
姉ナンネルも早熟した才能を見せていました。弟ヴォルフガングとともに父レオポルトに連れられて、
ヨーロッパ各地で見事な演奏を披露しました。でも神童を弟にもった姉ナンネルは、
やがてモーツァルト一家がその神童のためにすべてを犠牲にしていく中で、幸福にはいかなかったようです。
周囲の目は否応なく弟の方へ向いていき、姉は忘れ去られていきました。
ナンネルは1784年に、すでに2人の先妻と死別し5人の子供を持ち、ナンネルよりも15歳も年上の
フォン・ゾンネンブルクと結婚、3人の子供を産みました。
1801年までザンクト・ギルゲンにある母アンナ・マリアの生家で暮しましたが、幸福ではなかったようです。
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<町の風景>
1801年、ナンネルは50歳で未亡人となり、その後20年間ザルツブルクでピアノ教師として暮し、
失明して9年後の1829年10月29日に78歳で亡くなりました。
前に書いたように、そのお墓はザルツブルクのザンクト・ペーター教会の墓地にあります。
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<ヴォルフガング湖>
ザンクト・ギルゲンの船着場で待っていると、ボクたちが乗る船がやってきました。
逆光で何にも見えません(笑)あ、そうそう、この船着場にはお土産を売っている店があって
、そこにも「No kangaroo in Austria」のTシャツが売られていました(笑)
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<湖の色>
船の上からは、可愛い家が次々と見え隠れします。
最初の寄港地・・ここはホテルでしょうか?写真からもわかるように、ここの湖の色はシアン。
見る角度によって、コバルトブルーにもなり、美しいです。
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<遊覧船>
ザンクト・ギルゲンを出発した船は約30分かけてヴォルフガング湖を渡り、
ザンクト・ヴォルフガングへ向かいます。
あ、そうそう、考えてみれば、オーストリアへやってきてボクたちは毎日船に乗っています(笑)
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<夏休み>
ドイツやオーストリアの人々の夏休みは、たいてい家族そろって山でヴァカンスを楽しむようです。
美しいヴォルフガング湖も大勢のヴァカンス客で賑わっています。この美しい建物もホテルでしょうか。
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<湖の風景>
湖の畔にはホテルやペンション、そしてその前の湖にはヨットが浮かんでいます。
ボクたちが遊覧している時間には、ヨット遊びをしている人はいませんでしたが、
若い女性が一人で楽しそうに泳いでいました。
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<湖の風景>
湖面を風が吹かなければ、山の緑や家の白壁が湖面に映って、綺麗です。
遊覧船の上は暖かくて、時間がゆっくりと流れていくようでした。
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<美しい眺め>
ザンクト・ギルゲンからザンクト・ヴォルフガングまでは、約30分のクルーズ。
もうすぐザンクト・ヴォルフガングの町が見えてくるはずです。
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<クイズ第一問>
ザンクト・ヴォルフガングの町に到着しました。
さて、この町の公園にあるこの石碑は誰を記念して建てられているでしょうか?
答えは、[白馬亭にて」の作曲者、ラルフ・ベナツキーでした。
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<ザンクト・ヴォルフガング>
978年、聖ヴォルフガングが教会を建てて以来、多くの人々がこの教会を訪れ、巡礼の町として発展しました。
西岸のザンクト・ギルゲンと共に風光明媚なザルツカンマーグートの観光拠点となっている街です。
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<シャーフベルク登山鉄道>
ザルツブルクの東に広がる湖水地方の町、サンクト・ヴォルフガングは
標高1783メートルのシャーフベルク山の麓にあります。
この町には、シャーフベルク山へ登る登山鉄道が走っています。
歴史は古く、なんと今年で開設114年を迎えました
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台になったことで有名になり、
世界中から大勢の観光客がやってきているようです。
機関車が後ろから押し上げるアプト式の登山列車で、1000m以上も山を登るこの鉄道、
頂上に着いた後は、気軽にハイキングが楽しめることも人気のひとつです。
でも、この山の頂上は、残念ながらマリアと子ども達が遊んだ高原ではありません。
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<登山鉄道>
麓の駅を出てしばらくは、なだらかな牧草地を走ります。
この機関車は1995年のスイス製です。
眼下にヴォルフガング湖とアルプスの山並みが見えてきました。登りは左側が絶景なので、
進行方向に向かって、左の座席に座った方がいいです。
蒸気機関車は一直線の急勾配を懸命に登り、途中、蒸気機関車の給水のため3度、駅で停車します。
小さな登山列車は、平均時速9キロのスピードでゆっくりと登ってゆきます。
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<クイズ第二問>
終点のシャーフベルクシュピッツ駅に到着しました。
さて、列車を降りたボクは、汗でビショビショになっていました。
それはどうしてでしょうか?答えは、蒸気機関の「すぐ前に座っていたから」でした。
この花は、リンドウの仲間ですね。
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シャーフベルクシュピッツ駅
サンクト・ヴォルフガングを出発してからおよそ40分、
これが終点のシャーフベルクシュピッツ駅です。
この右上が標高1784mの山頂、歩いて10分程度で到着です。雲の流れが速く、ちょっと不安・・
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<大パノラマ>
頂上は360度の大パノラマ、どこまでも続く雄大なアルプスの絶景のはずでした。
ところが、この反対側の絶景はガスに覆われて、全く見ることが出来ませんでした〜
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<ヴォルフガング湖>
眼下にはヴォルフガング湖やモンド湖などがこの山を囲み、ダッハシュタイン
をはじめ壮大な山々の景色が見渡せます。でも、光の角度が悪くて、いい写真にはなりませんでした。
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<教区教会>
下山して、ヴォルフガング湖の畔に出ると、ザンクト・ヴォルフガングの教区教会が見えます。
この教会の四角な白い鐘楼は、まるでこの町のランド・マークのような存在で、対岸からもはっきりと見えます。
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<教区教会>
現在の建物は、15世紀後半に建てられたもの。内部に入ると、
正面にオーストリアの生んだ偉大な芸術家ミヒャエル・バッハーが1471年に完成した主祭壇があります。
主祭壇の反対側に、装飾を凝らしたパイプ・オルガンが、華やかな天井アーチに届いていました。
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<白馬亭>
高い建物が並ぶ細い通りを湖岸に出ると、一際おしゃれなホテル・レストランが目につきました。
一目で、これがオペレッタ『白馬亭にて』の舞台になったところだと分かる建物です。
その壁には、「IM WEISSEN ROSSL(白馬亭にて) 」 と書かれていました。
さて、昼食後、ボクたちは念願のハルシュタットに向けて出発します。
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<ハルシュタット>
ザンクト・ヴォルフガングからバスで約1時間、世界で一番美しい湖の町と言われるハルシュタットにやってきました。
ザルツカンマーグートの奥に位置するハルシュタットはケルト文明の地として発達してきました。
ドナウ川とライン川の流域に広がった初期鉄器文明にあたる第一次ケルト文明は、発見されたこの地
の名前を取って「ハルシュタット文明」と呼ばれています。
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<世界遺産>
ハルシュタット湖の湖岸に広がる小さな町は、1997年、ユネスコの世界遺産に登録されました。
湖面に映る町並み、湖の水の美しさは見事、木造の古い建物が印象的です。
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<小さな町>
ここハルシュタットは湖の東に広がった小さな町で、歩いても20分で町の外に出てしまいます。
観光客は、ボートや遊覧船で美しい風景を楽しんでいるようです。
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<昼下がり>
この写真の風景は、観光案内で紹介されている場所から撮ったもので、世界的に有名な構図になっています。
ただ、写す時間は左(東)から町に光が差し込む朝の方がいいです。
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<プロテスタント教会>
この尖塔の教会が、風景写真のメイン、そして湖に映りこむ町並み、湖の美しさ。
ただ、南に向いて撮影すると、昼下がりの光は右奥から差込むようになってしまうのが残念です。
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<ハルシュタット>
実は、今回のオーストリア旅行の決め手になったのは、事前調査の際に、ここハルシュタットの風景写真を見たからです。
それまでは、フランスやチェコ、ハンガリーも候補にしていたのですが、ハルシュタットの風景に
すっかり心を奪われてしまいました。
でも・・いい写真には、タイミングというものが必要ですね。
今度、来る機会があったらハルシュタットに宿泊したいと思います。
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<マルクト広場>
ハルシュタットの町で一番賑やかなところです。この教会の左側がマルクト広場、町の中心になっています。
マルクト広場を囲む形でホテルやレストランが立ち並び、ちょうどプロテスタント教会の反対側には
カトリック教会もあるのが面白いです。
小さい町なので、この道をまっすぐ進んでいくと、15分も歩かないうちに町の外に出てしまいます(笑)
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<町の風景>
ハルシュタット湖は切り立った山で囲まれているため、湖岸に発達した町はこのように山の斜面に広がっています。
車は町の入り口にある駐車場までで、街中を通行する事はできません。
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<湖の風景>
湖の対岸にはホテルや別送が点在してます。
湖では観光客がボート遊びをしている姿を見ますが、泳いでいる人はいません。
遊泳は禁止されているのでしょうか?
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<塩 坑>
時間がなくて塩坑には行くことが出来ませんでしたが、町外れにあるケーブルカーに乗って10分程度のところに
塩坑があります。塩の採掘鉱としての歴史は古く、世界最古の岩塩坑と言われています。
ちょうど、オーストリアに来る前日、TVでハルシュタットの紹介番組があり、
そこで塩坑の中を見る事が出来ました。まるでボクたちの旅行に合わせたようにタイムリーな報道にビックリでした〜
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<植 木>
ハルシュタットの家はこじんまりしているので庭が小さく、木を植えるスペースもありません。
それで、どの家もこのように壁にくっつけた形で木を植えているのだろう・・と思っていましたが、違います。
何故、壁にくっつけるかというと、家の温度を受けて、植物がよく成長するからだそうです。
前述のTVで、そういう話を聞いていたので、興味深く見て来ました。
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<カエルの置物>
ハルシュタットの店に置いてあったカエルの王子様。ん〜、なんで王冠を被ったカエルが置いてあるのか
いろいろな種類のカエルの王子様が置いてありました。もしかすると、グリム童話の「カエルの王様」に登場する
カエルを表現しているのでしょうか?
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<これもカエル>
このカエルは前足に金の玉を抱えています。
「カエルの王様」では、綺麗なお姫様が泉の中に金の鞠を落としてしまい、
その鞠を「魔女に姿を変えられてしまった王子ガエル」が泉に潜り金の鞠を取り戻してくる・・という話です。
そのグリム童話がハルシュタットに関係しているのかどうかわかりませが、面白いですね。
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<駐車場より>
ハルシュタットの入り口、バスの停留所より眺めた風景です。
先ほどは、半逆光のプロテスタント教会の向こう側から写したのですが、こちらからは順光♪
風がなければ、もっと綺麗に水に映りこむのですが、これで満足すべきですね。(^^ゞ
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<後ろ髪をひかれつつ>
今日の宿泊は、オーストリア第二の都市グラーツ。
美しいハルシュタットの風景ともお別れの時間です。
風景写真を目指して来たボクにとって、雨が降らなかった事はラッキーでした。
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⇒
グラーツ
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